お金がほしい

お金がほしい

2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

羨望と嗤笑

なんだか普通にブログの記事を更新するのがものすごく久しぶりな気がする。かれこれ1ヵ月半近くシリーズものを書いていたので、文章を鬱積した負の感情とくだらない妄言や思惟を添えてアウトプットするという習慣がしばらく途切れていた。 まぁ、だからとい…

台湾旅行記 狂乱のホテル篇 5(最終話)

※連載モノは今回で一旦区切りです。長い間ありがとうございました。 結論から述べると、我々の作戦は見事なまでに成功した。 成功率はせいぜい50%程度と見ていたのだが、実際手をかけたドアはすんなりと開いてくれたのだった。 けれどまぁ。K西くんは当然の…

台湾旅行記 狂乱のホテル篇 4

僕らの計画は、今度こそ完璧に近いものであった。そう確信するほかなかった。 実を言うと、先ほど隣の部屋に返却したルームキーとは、僕らの部屋のルームキーだったのだ。 ルームキーというのは、通常2人部屋の場合それぞれの手に行き渡るよう2枚配られる。…

台湾旅行記 狂乱のホテル篇 3

油断大敵。大概の場合、何かを為そうとする際は思わぬところに綻びが生じていたり穴が開いていたりするので、万全に万全を期すのが通例である。 だが当時の僕らは若かった。若いという、ただそれだけで一点突破できるような都合のいい世の中ではないから失敗…

台湾旅行記 狂乱のホテル篇 2

人知れず決起した僕とU原くんは、計画の第一段階に突入した。 それはK西くんが「そろそろシャワーを浴びようかなぁ」と言った直後から、すでに始まっていたのだ。 差しあたって僕らは、役割分担を決めた。この作戦は2人以上でないと成し遂げられない、そう確…

台湾旅行記 狂乱のホテル篇 1

それぞれのホームステイが終了した翌夜、僕たち台湾旅行中の学生はホテルでまったりと過ごしていた。 ホームステイはたしかに貴重な経験ができたのでタメにはなったが、やはり精神的にかなり疲弊した。いくら親切にしてもらったとはいえ、言語の壁がある見ず…

台湾旅行記 おまけ

ブログを始めたのが去年の6月なので、もうじき1年が経とうとしている。ちなみに今日がちょうど10ヶ月目らしい。 現在までに120記事以上なので、つまり3日に1回以上は更新している計算となる。 普通それくらい継続していたら今頃月間PV数が1万とかになってい…

台湾旅行記 その5(最終話)

ex-finprethe.hateblo.jp ex-finprethe.hateblo.jp ex-finprethe.hateblo.jp ex-finprethe.hateblo.jp 続き。 そうして歩みを進めると、帰りは行きと違ってまずはバスに乗るのだとニックが言った。ひとまずバスで駅に向かい、そこからまた往路と同じ電車に乗…

台湾旅行記 その4

ま、さすがに今回で終わるでしょ。いやホント、終わらなかったらおかしいって。 そして、前回までのあらすじが気になるという珍しいタイプの方々はこちらからどうぞ。 ex-finprethe.hateblo.jp ex-finprethe.hateblo.jp ex-finprethe.hateblo.jp 前回の続き…

台湾旅行記 その3

異例の連日投稿だけど、トチ狂ったわけでも神の思し召しというわけでもない。単純に前回終わらせる予定だった話が思ったよりも長引いてしまったので、せめて連投することでお赦しをいただきたい。 というわけでさっさとケリをつけようではないか。 えっと、…

台湾旅行記 その2

さて、まずは前回の更新から1週間近くあけてしまったことを深く謝罪したい。 でもね、僕だっていつでも暇というわけではないの。何を隠そう、先日までわたくしドイツのベルリンにおりました。 実は台湾旅行の話を書こうと思い至ったのも旅行つながりで、本来…

台湾旅行記 その1

さて、今回は台湾旅行中の小話を書いていこうと思っているのだが、前置きに時間を費やしてしまう前にさっさと話を進めよう。 いや、ほら。ブログに着手したばかりの頃はいきなり本題から入ったり、言いたいことだけをひたすらに捲くし立ててスッキリしたらさ…

ホワイトデーで思い出したわ

ホワイトデーで思い出した。 いや、この話はホワイトデーとは全然関係ないどころか真夏の出来事なんだけど、とりあえず深刻なネタ切れ中の繋ぎとして1曲披露したい。間違えた、一筆公開したい。 まぁホワイトデー自体も先々週に無事終了したということで、ど…

大人と子どもの境界線

時々ひとりでいると、大人と子どもの境界線はどこなのだろうと考えることがある。 例えばどこかの部族は15歳になると一人前の大人になるための試練が用意されているらしい。それを通過した者だけが晴れて大人として認められるそうだ。また昔の日本でも、伊勢…

計画性というものを大切にしたい

過日、友達と一緒になって久しぶりに酒を飲んだところ予想以上に酔ってしまった。 久しぶり、とだけ文字に起こすといまいち説得力に欠けるが、本当にご無沙汰だった。体内にアルコールが入ったのはおよそ半年ぶりくらい。 どうでもいいかもしれないが、最近…

我々は本当に自分で決めているのか?

行動経済学の著書『予想通りに不合理』を執筆したことでも有名なダン・アリエリーは、かつてこのような発言をした。 我々は本当に自分で決めているのか? と。 何を言うか、シャイクスピアの名言に「人生は選択の連続である」とあるように人間は誰の力にも拠…

結局ゲップは何が不快なのか

先日、ネットサーフィンをしているとこんな記事を見つけた。 「ゲップ」と「おなら」下品なのはどっち?|「マイナビウーマン」 我ながら普通にネットサーフィンをしてもこんな記事は見つからないと思う。 いったいどんな検索をかけたらこのサイトに辿りつい…

早いものであれから1年経ちました。

ふと気付けば、あれから1年が経過した。光陰矢のごとし流水のごとしとはよく言うが、風化さえも是としてしまうのは正直いただけない。 人に歴史あり、社会に歴史あり。先人に学ぶべき事柄も多いだろうが、であればその無念も敗北感も寂寥感も同時に背負うべ…

近所づきあいと教育づきあい

今日の夕刻。斜陽がカーテンの向こうから射し込む黄昏どき、ピンポーンという呼び鈴が我が家に鳴り響いた。 宅配便か何かの勧誘かと思い、僕は仕方なしに重い腰を上げて玄関へと向かった。 いつも思うのだが、呼び鈴や電話というのは卑怯だ。例えば揚げ物を1…

愛すべき洋楽のクソ邦題

世の中には許せることと許せないことの2種類がある。そして許していいことと許してはダメなものもある気がする。 そんな僕が今回議題にあげたいのは、洋楽の邦題について。 邦題というのは、音楽に限らず映画や小説のタイトルでも用いられる。有名なところ…

尽きない

たまに、人間というのはなんて薄情なんだと嘆きたくなるときがある。それは本当になんてことない、他人からすれば取るに足らないことなのかもしれない。 でも僕は、そんな人間がイヤだし、そんな自分が嫌いだ。僕が「流行」という一過性の現象を疎ましく思っ…

ちょっと今からバイトやめてくる

というか、この前やめてきた。 このブログ内でも度々触れているが、僕はかつて塾講師のアルバイトをしていた。それも1年半近く勤務していたので割と長期だったと思う。 だが、元々僕は人と関わるのが不得手であったことや、そもそも他人に何かを教えられるだ…

ねぇ、私っていくつくらいに見える?

「ねぇ、私って何歳に見える?」 これを発した人間が男だったならば、適当に答えておけばいい。仮に30歳の男がこれを訊ねて40代後半と言われようとも、1日寝込むくらいのショックを与えるだけで済む。 まぁ最近は女の子みたいな男も増えてるからそう簡単に断…

ようやく「君の名は。」を観た【ネタバレあり】

もうかれこれ1ヶ月以上も前になるが、テレビで「君の名は。」が初放映された。 その当時、平均視聴率が17.4%と高数値を叩き出したのも当然の反応。映画の興行収入が200億円越えという、「千と千尋の神隠し」以来の大台突破を達成した映画だ。 そりゃ映画を観…

木と林と森の諍い 葛藤篇

イヤなことを先延ばしにするのが人間の性だということは重々承知している。 現に僕もイヤなこと苦手なことから逃げて逃げて今こうして生きている。そりゃ時に立ち向かわざるを得ない時だってあったけど、基本的には自分に都合の悪いことはしたくない。見たく…

木と林と森の諍い イントロ

僕が高校のとき、小林先生という男性教諭がいた。その人は別段顔面偏差値が高いわけでもないのに女子生徒からの人気は高く、生徒へのサポートも率先してやってくれるような人だったので、先生を含む学校中からの支持は厚かった。 まぁ、ぶっちゃけ僕はあんま…

ウザったいんじゃ

銀ちゃん銀ちゃん、お年玉ちょうだいアルってウザいんじゃボゲェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!! YouTube開くたびに何回も何回も何回も何回も出てきやがってこのクソアマが。 てかお…

さらば遠い遠い青春の日々よ

昨日の帰りに駅構内を歩いていると、透明なガラスの向こうでスタバのコーヒーを間にしながら高校生カップルがいちゃついている光景が目に入った。 そのあまりに傍若無人な愛を育む2人を見て、まぁ当然のことながら心の中では業を煮やして「地獄に堕ちろ」と…

絵本というコンテンツ

童謡とか昔話とかラジオ体操とか、そういう「日本人なら誰でも知っている」ものって意外とたくさん存在するもので、海外の人からは奇異の目で見られることもしばしば。もちろんその外国人にとっては当たり前のことも、われわれ日本人にとっては物珍しいこと…

どうやら僕は不意に勃起したときの画期的な解決方法をついに見つけてしまったらしい

昨日の夜、突き刺すような寒さに打ち震えながら湯船に使っていると、ふとこんなことが突然僕の頭をよぎった。 「あれ、水着で勃ってしまったら、一体どうすればいいのだろうか」と。 あまりに突拍子もない疑問に、僕は寒気を感じて思わず身震いした。でもこ…