お金がほしい

お金がほしい

2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

ねぇ、私っていくつくらいに見える?

「ねぇ、私って何歳に見える?」

これを発した人間が男だったならば、適当に答えておけばいい。
仮に30歳の男がこれを訊ねて40代後半と言われようとも、1日寝込むくらいのショックを与えるだけで済む。

まぁ最近は女の子みたいな男も増えてるからそう簡単に断定もできないのだが、でもきっと想定外の返答に対して逆ギレしてくるような人は多分いないと思う。


しかしこれが女性の場合、選択肢を間違えると人生が終わる。一瞬にして空気が凍る。
そして女性の持っていたスプーンが曲がる。

・・・まぁこれはさすがに言い過ぎというか、女性蔑視とも捉えられかねないので謝罪しておく必要があるかもしれない。
でも例えば「女性に数字を聞くのは失礼にあたる」といったような概念は巷間に根強く坐しているため、女性への回答をより慎重にすべきであるという考えは間違っていないはず。

この考えだけはどうにかご理解いただきたい。


というわけで、今後もし女性から「私っていくつくらいに見える?」の質問が来たらどう対応すべきか、自分の命を大切にするためにもその対策を予め講じておく必要がある。

というかさっき考えました。
10分くらい考えたら5個だけ浮かんだので、とりあえず下に書き記す。

 

1.「んーそうだな、10歳くらいかな?」とふざけてみる。

相手がいくつに見えようが、とりあえず「3歳くらい?」と返しておくのが鍵。
その後の対応は相手次第で変化する。

「えー、もうちゃんと考えてよー」とか軽いノリで言ってくる人物ならば生存率は高いだろう。

続いて「じゃあそうだな、12歳くらい?」などとコンボをかましたところで、「あ、そうそう。そういえば~」と別の話題に切り替える。
つまり、なぁなぁにして誤魔化す作戦だ。

これは非常に平和的というか、人間にも地球にも優しいのでオススメしたい。
一番のポイントは「そういえば~」の話題づくりだろうが、そこらへんはテキトーにシミュレーションして頑張ってみてください。


もし「10歳くらい?」に対してマジなトーンで「いや、そういうのマジでいいから」という相手だった場合、予め家族に電話しておきましょう。

「沢山喧嘩もしたけど、俺はお前と出会えて幸せだった。愛してるぜ」とだけ残して電話を切り、息子が無垢な笑顔を見せる待ち受け画像にキスをして。

 

2.「逆に何歳に見えていて欲しいですか?」と質問する。

最近の若者に流行している言葉「逆に」を最大限活用することで生存を勝ち取ろうとする奇策。

質問に質問で返すというのは少々野暮だが、しかしこの質問をぶつけてしまえばこちらのターン。

「えっ、そりゃ実年齢より若く見えてほしいけど・・・」と相手がうろたえたところで「ですよね!○○さんめっちゃ若く見えますもんね!」とトドメの一撃。

女性の頬が紅潮したところで「それでは」と全力ダッシュ。一も二もなくとにかく逃げましょう。
まずは自己防衛が先決。災害時の基本です。

 

3.「年齢不詳ですよね?」と言う。

相手は女性だ。
「女性に年齢を聞くのは不義に当たる」と上述したが、一度クイズにしたならば出題者には責任を持って答えを言ってもらわなければならない。

つまり、こちらがリスクを負う分だけ相手も同等の覚悟を背負ってもらわなければ困る。

しかし、経験則から申し上げると質問側は結局年齢不詳のまま有耶無耶にしてしまうことが多い。
こっちが決死の覚悟で「○○歳くらいですか?」と答えると、「あーー、うん。だいたいそんな感じかな」ってどんな感じだよ!

だから「年齢不詳ですよね」と釘を刺しておくことで、自己防衛と相手への気遣いができてしまうという優れ技。

まぁ、これはネットに書いてあったのを「なるほどな」と思い流用しただけであるが、正直面白くない。

一番効率的だが一番つまらん。
こういうのを言えるヤツは飲み会に誘われないタイプ。

 

4.いっそのこと正直にいう。

何だかんだで僕もこの選択肢をチョイスしたことで幾度となく窮地を脱してきた。

とはいえ正直に言うといっても、断じて本心を告げるわけではない。
「35歳くらいなぁ」と思ったらマイナス5歳くらいして「30歳くらいですか?」と言うことで地球が平和になる。


でも「んーだいたい40歳くらいかなぁ」と思って「35歳くらいですか?」と言ったら実は28歳とかだったみたいな、そういう場合はどうしようもないので謝るしかない。

本音を言えば相手に謝って欲しいくらいなんだけど、こればかりは本当にどうしようもない。

まぁ「仕事ができる頼もしいタイプだから年上に見えた」とか、「僕ってこの質問で当てたことないんですよねぇ。ちょっとズレてるというか、むしろ今回は今までで一番惜しかったレベルです」とフォローしておくのが関の山。

もしこの手を使うとして、それでも自分の回答に自信が持てない場合は予め「僕っていつも実年齢より年上に言って相手の方を傷つけちゃうんですよねー」と保険をかけておけば、損害賠償金も減額される見込みが出てくる。

 

5.年齢に幅を持たせる。

例えば「38歳くらいかなぁ」と思ったら「30代前半くらいですか?」とか、45歳くらいだと思ったら「アラフォーくらいじゃないですか?」など。

特に30代、40代の大台を突破した方々は曖昧模糊なセリフを好む傾向がある。
39歳と40歳は数字的に見れば大差ないが、しかし精神的にはこの小さい差が非常に大きな意味を持つ。

ただし、このセリフを発したと同時に心理戦が開始されることもお忘れなきよう。

その後は相手のちょっとした目の動きや口元の緩み具合から少しずつ的を絞っていかなくてはならないので、強い忍耐力と洞察力が必要となる。

この技を研鑽したい人がいたらメンタリストのダイゴにでも弟子入りするといいでしょう。

 

というわけで、以上が僕の考える生存法だ。
みんなも地震火事台風の備えを進めると同時に、以上のような護身術を身につけていただきたいと強く願っている。

少なくとも僕は、このブログの読者には生きていてほしい。
別にこれは「読者以外は死ね」という意味ではなく、これ以上我が同士が無残にも惨殺されてゆくのを見たくないだけのこと。

あー、あとついでに読者の方々が死んでしまうと当ブログのアクセス数も減るのでそれは困る。めっちゃ困る。

 

だから皆々様、どうかご無事で!
さらばじゃ!