焼肉屋さんなんでやねんBEST5
かつて僕の好きなテレビ番組の1つに、山里亮太さんにヒロミさん、そして堀潤さんの3人がメインの「前略、月の上から。」というものがあった。
いつの間にかスタートしていたその番組は気付けばいつの間にか終了していてもう放送はしていないのだが、深夜放送特有のグダグダ感がいかにも僕好みで、結構毎週欠かさずに見ていた。
「よくこんなアホみたいな企画思いつくなぁ(褒め言葉)」という感想が自然に出てくるような、頭の中を空っぽにしても笑って見ていられるコーナーの数々に僕はすっかり虜になった。
たとえばT.M.Revolution8枚目のシングル曲「HOT LIMIT」にあるこの歌詞。
ナマ足魅惑の マーメイド
マーメイドといえばディズニー映画のアレを思い浮かべる人が大半だと思うが、その想像通りマーメイドの下半身は魚のそれである。
当然人間のような足は存在しない。
それにもかかわらず「ナマ足」という言葉で表現している点について、この番組では実際に西川貴教さんの元へクレームをつけに行っていた。
その上で、「ナマ足」という表現を継続するならば
ナマ足魅惑の 半魚人
に変更すればいいのではないかと提案までする始末。
ちなみに言うと、この歌の作詞者は西川貴教さんではないので文句をつけてもしょうがないのだが、そこがまた面白いところである。
そしてそんな番組内の企画の1つで、レギュラー枠までとはいかないまでも、たまに放送されていた「○○なんでやねんBEST5」というコーナーがあった。
世の中の物事に対して「なんでやねん」と思っていることをランキング形式で単調に発表するという、ただそれだけの短いコーナーだったのだが、このブログの文章を読んだだけでもお分かりいただける通りその企画自体が超絶僕好み。
「イヤなところBEST5」ではなく「なんでやねんBEST5」というのがなんとも善良な番組臭こそするものの、その大半は言ってみれば愚痴に近いものであり、僕自身「分かるわ~~」と言いながらゲラゲラ笑って見ていた記憶がある。
そんな「なんでやねんBEST5」の中でも、特に僕が共感した「焼肉屋さんなんでやねんBEST5」を今回はコメントを添えつつ紹介してみたいと思う。
あ、一応ココに載ってますので。
https://tvtopic.goo.ne.jp/program/cx/45525/856964/
では早速。
5位「煙を吸うダクトで顔が見えない」
んー、これはね。個人経営店の焼肉屋さんでよくあるやつですな。
七輪のすぐ上にイカツいダクトがデデンッと設置されていて、煙はもちろん肉の焼ける匂いまで、それどころか肉本体すら吸い込んでしまいそうなくらい異常に近い。
若いカップル...が個人経営店に焼肉を食べに行くのかは分からないが、対面するように座った場合そのゴツいダクトがお互いの顔を隠してしまうためオススメはできない。
会話するたびに顔を少しずらすという一手間が必要になるためである。
もっとも、そうした事実に託けて恋人の隣に座るという理由も...チッ
すいません。個人的に気分を害したので次へ。
4位「冷麺のチャーシュー残す人多いのに必ず入っている」
まぁね。焼肉屋さんに行くときは肉を食べに行ってるわけだからさ、シメの冷麺にもね、当然チャーシューは要らないです。
もうたらふく食ったから要らん。
肉なんて顔も見たくない。ずっと肉にばっかり頼ってた自分が悪いけどさ、たまには離れてみようよ。
なに、遠距離恋愛の良さに気付いたのさ。
3位「弱火の調節がなかなか出来ない」
これはね、焼肉だけじゃなくて鉄板料理全般とか鍋にも言えることなんだけど、中~弱火まではイイんだよ。
「あれ、ひょっとして火の加減調整のセンスあんじゃね?もしやこれが秘められた才能...!」とか思ってしまうくらい微調整が可能。
でもさらに弱火にしようとすると途端にダメ。
「ちょっと火弱めてくれない?」なんて、たまたま調整器具の近くに座ってしまったばっかりに頼まれて仕方なくやるんだけども、火が消えるか消えないかぐらいの微妙なラインを探ろうとすると即アウト。すぐに消える。
「消すんじゃなくて弱めるだけでイイって言ったじゃん!」って違うんだよ。僕は悪くない、ガスが悪い。
しかももう1回火をつけようとしても何故だかなかなかうまくいかない。
カチカチ回しながら「あれ、おっかしいな」なんて言っているうちに彼女のイライラが募ってゆく。
こうして、2人の恋の炎も少しずつ消えてゆくのであ(以下略)
2位「紙エプロン切れた後にもう一度つけると首が苦しい」
これは正直よくわからない。僕は面倒臭がりな性分でして、紙エプロンをつけた経験が殆どないためいまいち共感できなかった。
ただ何となく分かるのは、エプロンが切れたあと無視やりに切れたところを結びなおした結果異常に首元が狭くなるということなのだろうが、これは果たして「焼肉」限定なのだろうか。。。
まぁいいや。
1位「帰りにもらうガムがぼそぼそしている」
これは共感5つ星。
あの紫ともピンクとも取れない色のラベルで、しかも謎のハングルが書いてある味も不明な(でも味はそれなりに美味しい)板ガム。あれは何味と言うのだろうか。
ともかくあれが非常にボソボソしている。
何ヶ月倉庫に放置しといたんじゃ!と言いたくなるくらい表面がカッピカピ。
ともあれ口の中に入れれば唾液のおかげか全く気にならなくなるのだが、あのガムはどういう経緯で普及して、そしてどのくらいのお店にあるのだろうか。
謎は尽きない。
といった感じでランキングは終了。
まぁ、個人的には焼き肉屋さんのライス平らに盛りすぎてすぐ皿にこびり付くとか焼肉屋さんのメニュー表に油飛びすぎてベタベタしているとかも挙げたいところだが、いずれにせよこの先こういった番組もまた見てみたいものだなぁと、そんなことをふと思った今日であった。