お金がほしい

お金がほしい

2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

今の病院なんて大嫌い

今日は久方ぶりに病院へ行った。
別段大した問題はなかったのだが、家族が行け行けとうるさいので仕方なく皮膚科へ。

ここのところ悪化してきたちょっとした皮膚の炎症というか、まぁどうせ行ったところで適当な理由つけて薬を出されるだけなんだろうな、とは思いつつ病院へ足を向けることにしたのだ。

ちなみにどうして今日を選んだのかというと、前々から大雨の予報が出ていたためである。
別段差し迫った問題でもない限り、わざわざ今日を選んで病院に来る者も少なかろう、そう思い込んでの行動。

他人と違うことをするのが大好きな僕はマックの異物混入事件が起きた翌日に2年ぶりのマックへ行ったし、アニサキスで世間が騒いでいた日には夕飯時刺身を美味しくいただいた。

今回もそんな感じ。愛すべきアウトロー精神。

だが実際病院に着くとなんということでしょう、駐車場がいっぱい。
待合室の椅子は見事なほどに埋まり、診察券と保険証を出すと受付のお姉さんには平然とした表情で40分待ちですとか言われた。

絶望した。

みんな考えることが同じだったのか、はたまた僕の知らないところで謎の皮膚病が大流行していたのか。
そもそもこんな大雨の中わざわざ外出しようと思う気力があるならば翌日まで待てばいいのにと思ってしまう。

いや、僕が言えるセリフでもなんでもないのだが。

でも待った。しょうがない。病院とはそういうもの。

携帯を家に忘れたため、待合室では見たくもない子供用教育番組を映すテレビを呆け面で見やり、ただ自分の名前が呼ばれるのを待った。


しかし長い。


長すぎる。というか暇すぎる。
だいたいどうして病院のシステムというのは何十年も前から一向に変化しないのだろうか。


最新の技術と設備を駆使した診療、大いに結構。
本当にありがたい。50年前ならば死の宣告と同値だったはずの病が今や健常者と大差なく生活できるレベルにまで改善されているものもあるくらい、医療の進歩はめまぐるしい。
この時代に生まれて本当に良かったとこれまで何度となく思った。


でもさ、待合室にもちょっとその技術使ってくれよ。
待合室で待つのってめっちゃ暇じゃないですか。

最近では回転寿司でもWEB予約サービスがあるくらいなのに、どうして小さい病院では電話予約すらも受け付けてもらえないの?

いや、分かってる。分かってるよ?
僕たち患者のこれまでの罹患歴とか常備薬の情報とか、保険証と診察券を手渡しすることでプライバシーとか色々守っていくれているんですよね?
他にもきっと僕たちが知り得ない様々な要因によってアナログシステムからの移行ができずにいるんですよね?

それくらいなんとなく分かってますよ。
だからこの要望も愚痴も筋違いだってことくらい理解していますよ、えぇ。

大抵文句言うやつってそのことをちゃんと理解せずに言っていることばかりなんで、今の僕もまさにそれですよ。

でも患者側の意見も聞いてほしい。お客様目線が大切とか言うじゃないですか。
それに病院ってめっちゃ儲けているんだろうから、そのくらいお慈悲でも何でもいいから聞いてほしい。馬鹿の戯言だと思ってさ、ね。

いいですか、待合室のシステムって本当に欠陥だらけだと思うんですよ。

たしかにインフルエンザとか水ぼうそうとか、人に感染する恐れのある症状の人は優先して診察してくれるのは知っています。知っていますよ?

でもただでさえ病気で弱っている人間が感染症患者と同じ空間に短時間でも共存するということ。病気を治すお手伝いをしてくれるはずの病院でそんなリスキーなことをさせているっておかしいと思いませんか?

病院に置いてある雑誌もそうですよ。
感染症の菌を持った患者が普通にその本開いていますよ?
その後殺菌消毒もなくそのまま棚に戻していますよ?

患者が気をつけるべき点も多々ありますけど、病院のほうでも患者のことを憂慮してもらいたい。

この間なんて熱で本当にキツかった。でも待合室で3時間待たされた。
診察するときにはもう治っちゃってたよ。
医者もただの健常者を目の前にしてちょっと困ってたよ。


・・・何卒、何卒前向きに検討していただきたい。
そして願わくば快適な病人ライフを送りたい。僕の密かな夢です。