そこにはアニサキスがいました。
昨日のことだが、近くのスーパーマーケットで秋の味覚である秋刀魚を購入し自宅で食そうとしていたところ、なんということでしょう。
アニサキスを発見した。
アニサキスといえば、お笑いコンビ品川庄司の庄司智春さんがロケで鮭いくら丼を食べた直後から腹痛を訴えた原因としてニュースになったのが記憶に新しい。
主として鮭や鯖などの魚類に寄生する彼らは、生きたまま食べると恐ろしいことに胃の粘膜に突き刺さってくるらしい。
想像しただけでも痛い。
というか、やはり想像以上に痛いらしい。
現に庄司智春さんはあまりの激痛に眠れなかったそうだ。
まぁ、彼に限って言えば当時8匹ものアニサキスが胃の中にいたらしく、それは学会で発表できるレベルの多さだったらしいのだが。
そしてそんな彼が昨日、僕の目の前に現れたのだ。
パックから取り出してまな板に乗せた次の瞬間、死んでいるはずの秋刀魚から何かが飛び出した。
いや、正直に言うと本当に焦った。
これはマジでうっかり包丁を落とすレベルの衝撃だった。
そして彼は秋刀魚からひょいと姿を現すと、糸ミミズのような様相で体躯をくねらせ、まな板からの脱走を図る。
そんな彼に向かって包丁を持つ僕の右手は瞬時に振り下ろされ、その体は真っ二つに割かれた。
まぁ、その後もトカゲの尻尾のようにしばらくは動いてたけど。
ともあれアニサキスも生物であるからして、加熱処理をすれば死滅するのでそこまで怯える必要もない。
僕も今回は生で食べようとは元々思っておらず、実際フライパンでしっかりと焼いたのでこの通りピンピンしているわけだが、皆さんもお気を付けください。
いや、気をつけようにも本当にどうしようもないときはあるが、気をつけるに越したことは無いと思う。
今回はそれだけです。