お金がほしい

お金がほしい

先に謝っておきます。ごめんなさい。

ハイレゾのストリーミングサービスは日本で浸透するのか問題

強いて言うならば、「ロイヤルホストサイゼリヤ、どっちにする?」というおはなしに近しいかもしれない。
あるいは、100均で買った什器と、ニトリで購入したお皿との違い、と表現してもよいのかもしれない。

このあたりはあくまで推測であり、主観であり、偏見でもある。
なので、そういう価値観を持っている方もいらっしゃるのね、フフンッ。と鼻から息を漏らしていただければ幸甚至極。


何を言っているのかわからないですね。一番分かっていないのは僕です。
しかし「分からない」というところにこそこの問題の本質があると思っていて、まぁ要は「ハイレゾのストリーミングサービスってどうなのかな?」という題について今回述べてゆきたい。


ハイレゾというのは平たく言うと音質の良さを売りにした音源のことで、ヘッドフォンやイヤホン等にいくらか金銭を投入した経験がある方ならもちろん、そうでなくても何となく聞いたことがある単語ではないだろうか。
そんな「かなりいい音」が、「それなりにいい音」のSpotifyとかApple Musicのようなストリーミングサービスと競合してサバイブできるのでしょうか。そういう話。

文頭に記した脈絡のない世迷言の真意は、これで皆々に届いただろうか。


ちなみに今回の記事で、僕は24bitとか192kHzだとかFLACだとかDSDだとかを使うつもりは毛頭ありません。
あくまで恣意的で定性的な側面ばかりを突いていきたいと思うので、理系の方はいじめないでください。かくいう僕も理系なんだけど。

 

さて、本題に入る前に僕がこの記事に着手しようと思ったきっかけ、というか端緒はこのニュースである。

www.itmedia.co.jp

読んだ。へぇと思った。
AmazonといえばGAFAのひとり。ちがうな、一員。いや、一翼?

そしてご存知の通りAmazon Music Unlimitedとかいう厨二心をくすぐるネーミングで、現在までもストリーミングサービスを展開している。

そんな天下のAmazonさんが、今夏ハイレゾのストリーミングサービスを開始すると言いはじめたのだ。
なんという唐突なニュースだろうか。

そして僕は、かなりの驚きをもってこのニュースを受け止めた。
というのも、ハイレゾのストリーミングサービスは、日本で、否、世界でもかなりニッチで採算が合わないビジネスであるという認識を抱いていたからである。

ご存知の方も多いかもしれないが、実はこれまでに日本ではいくつものハイレゾ配信サービスが誕生しては、瞬く間にその一生を閉じるという繰り返しが起きていた。

およそ僕の知る限りでも、クリプトンのHQM Storeやグルーヴァーズジャパンのgrooversは今年6月に、JVCネットワークスのVICTOR STUDIO HD-Music.などなど。
どれも決して小さくない会社である。そんな強肩揃いの兵たちが立て続けにサービス終了したとあっては、そんな市場に新規参入などリスクが高すぎてそう易々とチャレンジできるものではないだろう。

いや、小さくない会社というのは当たり前である。
音源を扱うため利権関係に強みがあるのは必須。また、ハイレゾ音源は1曲あたりの容量が大きいため、それを快適に配信するための格納庫がほしい。零細にそんなシーズはないのでしょう。

ちなみに現在残っているのは、SONYのmoraやe-onkyo musicやOTOTOYなど。その他にもあるが、数えるほどしか存在しない。

moraは今年秋からmora quolitasというハイレゾストリーミングを開始予定だが、もともと今年春に開始する予定が延期されたことからも、ハイレゾストリーミングの難しさが窺い知れる。

mora-qualitas.com

考えてみれば、だからこそのAmazonなのかもしれない。

Amazonの強みは、端から膨大な顧客データがあり、新規サービスとて改めて会員登録をする必要がないこと。
さらには、すでにストリーミングサービスを展開していることから、宣伝のしようによってはUnimitedの顧客を横流しできる可能性があること。

まだまだあるだろうが、パッと思いつくだけでも参入障壁が上述した他社よりも低かったことは明らかである。

それから、これはあくまで個人的な意見だが、Amazon Music Unlimitedは正直使いたいと思わない。
実際、競合の中でもLINE MUSICやSpotifyなんかよりも利用客数が少ないんじゃないのかな。Amazon Prime Musicは別として。

それはアプリの作り手本位のユーザビリティもそうなんだけど、邦楽の曲数的な意味での評判があまり芳しくない。
僕は洋楽メインなのであまり気にはならないのだが、国内のサービスとして国内の楽曲が少ないのは致命的だとも思う。

そんな現況を打破するための一案として、ハイレゾ音源ストリーミングは大きな突破口になる気がしないでもない。

また、来年にはオリンピックがある。
ちょうど有機ELや4Kのテレビに買いかえる人が続出するこの時期に「音質の良さ」を前面に出したサービスを開始するのは、かなりタイムリーで効果があるのではないか。

考えすぎかもしれないが、このサービスにより「画質の次は音質だ!」とネットワーク機能付ホームシアターやら高級ヘッドフォンやらが売れるかもしれない。
言わずもがな、Amazonで。

 

そうやって屁理屈と理想論と希望的観測を並べても、どうしたって気になる点がある。「なぜハイレゾ音源?」という点だ。

Amazonはトレンドの嗅覚がすさまじいというか、むしろAmazonがトレンドを形成していると評しても過言ではない。
電子書籍Kindleが一般的だし、スマートスピーカーといえば今やAlexaで、ネットで映画見るならPrime Videoでしょ、と。

そんな時代のリーディングカンパニーことAmazonが、今度はハイレゾの普及を虎視眈々と狙っている。いや、実際はもっと別のところに目的があって、あくまで起爆剤に過ぎないのかもしれない。

だが、Amazonはいつだって本気である。
先日よりAmazonはAudibleというオーディオブックを売り出し始めたが、そのお金のかけ方が尋常じゃない。

ハイレゾにいくら投じているのかは知らないが、天下のAmazonが鉛筆転がしのような博打に走るとは思えないのである。


であれば、少なくともAmazonから見て「ハイレゾは次に来る!」と見越しての戦略だろう。
たしかに僕はここ数年でハイレゾにハマった身だし、身の回りでも「350円のハイレゾ音源買ってみたー!」という人や、今年も東京で開催されたOTOTENの入場者数が増えているという話も聞く。

そのため、Amazonが参入するには打ってつけのタイミングであることは疑いようがない。

 

  • でも個人的には否定的な立場

しかし僕個人の見立てでは、ハイレゾが流行るとはとても思えないのである。
理由は簡単で、お金がかかるからである。

僕はハイレゾ音源を聞くために昨年なけなしの貯金を崩してアンプとスピーカー等に20万円ほど費やし、理想のオーディオ環境を手に入れた。
だがこの金額はかなり安いほうで、本気でオーディオを組もうとすれば「学問のすゝめ」が100冊あっても足りないだろう。

もちろんヘッドフォンであればそこまで金銭をかけることなく、快適なミュージックライフが送れるかもしれない。
しかし1曲あたりの容量がかなり大きいハイレゾを恒常的に聴く行為は、快適なWi-Fi環境と膨大なストレージ容量を兼ね備えたときのみ有効で、おそらく適用される「初月30日間無料」から後も継続する人の割合は果たして如何様なのか。

また、常にヘッドフォンやハイレゾ対応のオーディオ環境で聴くならまだしも、スマホのスピーカーでハイレゾ音源を流したところで、もはやYouTubeの音源と何ら変わらない。
仮にちゃんとした設備を整えたところで、相当に耳の肥えた人でなければ楽しめないことも多いだろうし、なによりストリーミングとは「いつでもどこでも」音楽を聴けることが売りであるはずだが、それがハイレゾでは破綻しかねない。

そして極めつきは月々2000円という金額。
たしかに、ハイレゾ音源を購入しようとすれば1曲350円ほどするので、単純計算で6曲聴けば元が取れる。

だが、そこに価値を見出す人がどれくらいいるのか。
これは100人中80人以上が~みたいな話ではなく、100人中1人が興味を持って、そのうえで課金をしてくれるか、という話。


いずれにせよ、もし無料期間があるならばぜひとも使ってみたいし、そこで価値があると判断すれば課金することも吝かではない。
なにより、僕は数年前ハイレゾ音源に感動してからどっぷり沼にはまっているタイプの人間なので、基本的にハイレゾの社会的浸透はウェルカムなのだ。


だからこそ、世間的にハイレゾ音源がちゃんと普及してくれるのかが心配でならない。
いずれにせよAmazonという大きな企業がこの業界に足を踏み入れた結果、どのような結末になるのかはとても興味深いので、最後まで見届けたいと思う次第である。

地方学生が就職活動を終えて思うこと

米粒ほど小さな、ひどく個人的な話ではあるのだが、先日就職活動をようやく終えたのでここに報告しておく。
まぁ、このブログで通告もしていなければ開始時に宣言もしていなかったので、皆さんにとっては本当に「あぁ、そうですか」程度のお話でしょうが。

ともあれ、進路として就職を選んだ大学4年生の通過儀礼終結したということで、なんだ、その、おめでたい話じゃないですか。
僕としては「ま、ここでいいかな」と、40%の妥協と20%の納得、40%のモヤモヤを残したまま終わりを迎えたのであるが、親類からは「本当におめでとう」とか「苦労が報われて良かったね」などと、さもノーベル賞を受賞したかのような褒辞と労いの言葉を受け、絶賛混乱中。

でも、そのくらい就職活動というのは大きな変化を伴う、人生における重要なイベントのひとつだということだろう。
そしてお気づきのとおり、僕はまたそんなターニングポイントを適当な心持で迎えてしまった。人生とはいつだって後悔の繰り返しである。

 

しかし、就職活動中は色々な出来事があった。
ブログに認めるほどの内容ではない気もしたのだが、チリツモという名ゼリフもあることなので記憶から吹き飛んでしまう前に書き記しておこう。


僕は静岡県民ということで、基本的には静岡に本社のある企業はもちろんのこと、それ以外にも東京やら名古屋やらと繰り出していった。

静岡に事業拠点があっても本社だけは東京都港区に置きたい企業が意外とたくさんあるらしく、説明会やら面接は東京または大阪のみの開催と見栄を張っていたのがなんとも微笑ましい。
その見栄のせいで交通費を搾取され続けた日々。僕のバイト代3か月分は一瞬にして泡沫と化しました。ぜんぜん微笑ましくない。笑えない。


そう。地方学生にとって、就職活動とは試練なのである。
往復で新幹線を使えば1万5千円。PS4の新品ソフトを2つ買ってもお釣りがくる金額を、たった数時間、あるいは数十分のために費やす日々。

節約しようと高速バスを利用すれば、片道5時間。
おまけに道路は混雑が読めないので、時計と渋滞情報をひたすら交互に見る日々。2ヶ月経ったころには肝を冷やしすぎてポン酢ともみじおろしをかけたくなるレベル。


エントランスをくぐると、採用担当の女性が出迎えてくれる。
どうして東京の採用担当者ってみんな美人なんでしょうね。アナウンサーなの?


その方に名前と出身大学を告げると、どの会社でも例外なくこう返される。

「え、今日は静岡から来てくれたの~!?朝早かったでしょ、大変ですね~!」

最初の頃は嬉しかったが、同じセリフばかり聞き続ければだんだんと「そのセリフはマニュアルに書いてあるんですか」と返したくなってくる。
おまけにグループワークで学生相手に自己紹介すれば、同級生から「え?このためにわざわざ静岡から来たの?かわいそう~!」という謎の慈悲をかけられる始末。そのセリフを言うと一次試験の突破率が上がるみたいなジンクスでもあるんか。

とまぁこのように、地方の学生は東京人に憐れみの言葉を頂戴するケースが非常に多い。
どうして東京人は、東京に本社を置く企業がたくさんあることを知らないのでしょうか。いや、違う。きっと会話の糸口としてそう言ってくれているだけなのだ。

だが、さすがにそればかり言われ続けるとうるせーよとなる。
たまに北海道の子が東京に来ていたり、岡山から静岡まで新幹線を乗り継いで来ている人を見ると驚くほかないのだが、とにかく就職活動というのはかなりJRに貢献している。

なのでJRは就職活動応援キャンペーンみたいなことをしてくれると嬉しい。
数ヶ月で10万円以上落としたので、これくらいは言ってもいいでしょ。ね。


さて、それから話は面接に移りまして、学生が1人の場合は大体聞かれることも答える内容も同じなのだが、学生が2人以上のばあい、大変に面白い。

頑張って志望動機を憶えてきた結果、棒読みになってしまう男の子。
お前は舞台女優になれよ、と思うほど演技派の女の子。
書類通ったからとりあえず来ました感満載の、受け答えボロボロ眼鏡。
逆質問タイムで奇を衒いすぎて面接官と学生を困らせる電波系女の子。

などなど挙げればキリがないのだが、様々に個性があってとてもとても面白い。
きっとこの子はたくさん練習してきたんだろうなとか、面接官にハマってないのにキャラを押し通し続ける神経の太さに感動する場面やら、一時期趣味の欄に「人間観察」と書いていた僕からすれば至高の時間だった。

まぁ、とはいえ僕もそれなりに本気で取り組んでいたので、人様から見れば僕も「○○なキャラ」という風に捉えられていたに違いない。

上にも書いたが、面接なんて面接官にハマるかどうかが鍵なので、正直どんなに良いことを言ってもキャラが合わなければ落とされる。
正直なところ、面接を運ゲーというのはあまり好きではないのだが、しかしこればかりはどうしようもなく運が関わってくるものだと思う。

たとえば出身地や高校が面接官の所縁の地であればおそらく通過するし、人によっては趣味の話をしていたら内定をもらっていた、なんて話もあるそうだ。

グループ面接で「将来やりたいことは?」という質問を受け、普通ならば「○○ということがしたい。それを達成するために御社で働きたい」と答えるところを、「彼女がいるので、幸せにしたい」と真面目な顔で語っていた奴がいた。
僕は隣で噴き出してしまったのだが、なぜか面接官の感触がとても良く、ソイツはきっと通過したのだろうという匂いがした。

そんなのないでしょと。
説明会受けてESと履歴書を書いて、時間とお金をかけてわざわざ面接に来たのに、こんなヤツ相手に負けるのかと。そんなの薄情すぎるぜと。

そう考えるよりは、「運がなかったんだな」と一蹴するほうが遥かに健全であり衛生的である。

面接官も人間である。やっぱり合う合わないというのはあるものだ。
一介の学生に、そんな表面的な好みを越えた圧倒的な実力と受け答えができるはずもなく(もちろんできる人はいるだろうが)、介在するのはきっと運なのだと思う。

演技派女優がどんなに頑張ろうと、もし僕が面接官なら落としてしまうかもしれない。
それとなく真っ当な理由はつけるものの、真意としては「ただなんとなく気に食わないから」というおはなし。そしてその女優の顔面偏差値が有村架純だったら、まぁ間違いなく通過させちゃうんでしょうね。なにこれもうやだ。

 

というわけで、4ヶ月ほどの就職活動を経て、僕は少しだけ大人になった気がする。
大人になるとは偉くなるということじゃなくて、社会を知ってゆくということだろう。

人によってはそれを「汚れてゆく」「純真さを失う」と表現するかもしれない。しかし、それもまた生き抜くための知恵なのだと割り切るほうがずっと楽しい。

そうして「俺たち汚れちまったなぁ」と語らいながら胃に酒を放り込んで、肝臓に負担をかけていくのが人生なんでしょうね。本当にありがとうございました。

2019年7月7日(日) エレファントカシマシ 日比谷野外音楽堂 セトリと感想

ライブレポートではなく感想、というより雑感です。
個人的な備忘録メインなので、読みづらい点等は悪しからず。

日比谷野外音楽堂
2019年7月7日(日)
席種:立見

 

↓セットリストは以下のサイトからお願いします↓

dailysetlist.net

 

第1部

1.シグナル

初日のセトリを見たい気持ちをどうにか我慢して向かったので、「1曲目は何だろうか」とワクワクとドキドキとロマンティックが止まらなかった。
なので、この曲の前奏が耳に入った瞬間びっくり。

野音と言えばシグナルみたいなイメージもあるけれど、1曲目なんて完全に想定外です。ちゃんと調べてないけど、初めてじゃないのかな。
こんなことになるなら、ちゃんと心の準備をしておけばよかったぜ。


2.愛の夢をくれ

これもビックリ。なんと20年ぶりの演奏らしい。貴重すぎる。

半年ほど前の新春でも思ったが、アルバム「愛と夢」や「ライフ」はタバコをやめた今の宮本さんが歌うと伸びがすごいので、かなり映える。


そしてアウトロにて、謎の(いつもどおりの)「ははっ」という大笑いが発生。目が笑ってないんだよなぁ。怖えよ。

大音量で「あっはっはっは」と言うものだからついこちらもつられて笑ってしまうが、よくよく考えればここは公園。
コンサートに関係のない通行人がこのタイミングで狂気の笑い声を耳にした場合、どう思ったのだろうか・・・ということは、敢えて考えないようにしておくのが吉。


3.孤独な旅人

丁寧に歌っている印象。
声は前日もあったためか若干、本当に僅かながら掠れているものの、かなりよく出ている。

この曲か次の曲か忘れたが、細海魚さんがヘドバンしながらキーボードを叩いていたのが印象的。
・・・印象的なのに忘れてるよコイツ。


4.明日に向かって走れ

めっちゃ嬉しい。
この曲の大サビが特に大好きで、1週間前あたりから心の奥底で「やってくれないかなぁ」なんて思っていたので欣喜雀躍。

この曲はめちゃくちゃキー高いはずだし、前日も全力で歌っていたはずなのに、なんという声量、音域。
フッ...あんた最高だよ。


5.面影

なんたる至福。たまらん。流れが完璧すぎてニヤニヤが止まらない。

正直なところ、こういった曲を歌う宮本さんの声が一番好きで、きっと10年後もこの曲は美声で歌っているだろうな、と想像がつく。


野音=エピックというイメージがあったが、ここまでポニーキャニオンとEMIで来ており、このあたりから「おや、おかしいぞ?」と思いはじめる。どうでもいいか。


6.こうして部屋で(以下略)

この曲の直前、まるでスタッフかのようにしれっと蔦谷好位置さんが登場し、会場が気づいて拍手。どうやら前日も参加したみたいですね。

この曲が収められている「STARTING OVER」から蔦谷さんが参加して、それから10年近くずっと一緒にタッグを組んでいたわけだから、メンバーにとってもファンにとっても思い入れが相当深いでしょう。

「君に会いたい」の伸びがすごい。
そういえば高橋一生さんに提供した曲で、同氏は以前「普段恥ずかしくてなかなか使えない言葉を、彼というフィルターを通すことで抵抗なく言うことができた」と発言していたが、「いや、この曲で『君に会いたい』って言ってたじゃないの」と思っていたら、奇しくもそのタイミングで演るものだからビックリ。これもどうでもいいですね。

途中、1列目の人にかなり接近して歌っていた記憶があるが、アレは何だったのだろうか・・・。


7.翳りゆく部屋

蔦谷さん繋がり2曲目。
この曲は2017年の47都道府県ツアー以来かな?2018の新春でもやったのか。

イントロの優しいピアノで「あぁ、蔦谷さんだ!」と再認識。
こんなに早くまたエレカシ蔦谷好位置ヒラマミキオという組み合わせを見られるとは思っていなかった。もちろん嬉しい誤算です。

 

ここで金原さん&笠原さんペア登場。

宮本さんがMCで野音30周年について触れるが、30周年ではなく「30回目」と発言していたのがやや気になる。回数は100回近くやっているのではないでしょうか。

その流れで「ここの館長さんと知り合いになっちゃって。毎年来ているからさ」と続けるも、客の反応が微妙だったためか「面白くないですね」と早々に切り上げる。いや、どんまい。


8.リッスントゥザミュージック

今年の新春でも気づいたが、井の頭公園をちゃんと「いのかしら」と言っている。ベストアルバムのセルフライナーノーツでもコメントしていたし、ちょっと気にしているのかしら公園。おい。

ちなみに口笛は、僕が聞いた中では一番出ていた。
個人的に口笛に入る前の「ああー」を地声で歌ってくれたのが結構嬉しかった。

ラストのジャムセッションっぽいやつはいつ見ても圧巻。
宮本さんの「好位置ぃぃーー!!」という呼びかけに応えるように、激しい高速タッチを繰り広げる蔦谷さん。好き。


9.彼女は買い物の帰り道

これも聴きたかった曲のひとつなので嬉しい。
違うこれは涙ではなく雨です。

もともとメロディが綺麗な曲だけど、ストリングスが入るとこんなに美しく感じるものなのですかね。

「心ギリギリいっっつぉーらぁーい」という歌詞のミスがちょっとツボだった。どうでもいいですね。


10.笑顔の未来へ

まぁ、蔦谷さんといえばこの曲。
「涙のテロリスト」というカセットテープの曲を「笑顔の未来へ」という素晴らしい作品へ昇華させたことがきっかけで信頼関係が生まれたのでしょう。たぶん。

野音という小さなハコ(もはやハコではないが)だからか、ストリングスをはじめそれぞれの楽器の音がちゃんと聞こえる。それもこの会場のいいところのひとつなのだと感じた雨の日。


11.ハナウタ

「俺たちの代表曲のうちのひとつ」という紹介でスタート。

口からCD音源というのはこういうことを言うのかしら。いや、それ以上のパフォーマンス。

ディミニッシュコードの響きが好きで、この曲ではその流れが全部気持ちいいので肌で体感できて良かった。

蔦谷さんのコーラスが何だか無性に嬉しくて仕方がない。これを愛と呼ぶとすればいいのか?

あと、やっぱりイントロは「もういっちょ」なんだね。


ここでMC

話題は金原さん&笠原さんとの付き合いについて

金原さん、笠原さんとは2007年の桜の花舞い上がる武道館からの付き合いで、金原さんはその前の「桜の花、舞い上がる道を」でストリングス演奏に加わっている。
金原さんとは長い付き合いになることを言いたいらしいが、年齢を想起させる話題なので表現に苦しんでいる様子の宮本さん。

「もっと古いところで、それこそ細海さんとも一緒にやった曲、あの・・・古いところって言っちゃうとアレか」(『シャララ』のことです)
「まぁ、その・・・それなりに年齢も・・・いや、嘘言ってもしょうがないので」
「付き合いの長い・・・長いと言うとまたちょっとアレですけど」

僕は男だけど、こういった姿勢は非常に好感が持てる。
最終的に「瑞々しさを失わない」というところにどうにか着地しました。


このMCをして、当人は「大人っぽいMCができてよかったですね」と言っていたが、果たして?


都会的でカッコいい曲を、という言葉と共にスタート。

12.明日への記憶

僕の好きな曲の1つでもあり、野音の定番・・・とまではいかなくとも、2番手以上であることは間違いないはず。
この曲は好きだからカラオケでも頑張って歌いたいんだけど、アホみたいに難しい。

そんな中で今日はほぼ原曲どおりに歌ってくれて感激の極み。
CDのアレンジも好きなので、ストリングスを交えたバージョンで聴けたのはとても良かった。


最後に「チクタクベイベー」と言っていたのは何だったのだろうか。まぁいいや。聞かなかったことにしておこう。

あと、この曲が終わった瞬間脳内で「ヨロレイーーーン」と再生された人は多いはず。七月の雨ですな。


ここで金原さん、笠原さん、蔦谷さん、一時ご退場。


「では、新しい曲を」

13.旅立ちの朝

この曲は宮本さんお気に入りなんですね、分かります。
なんというか、エレカシ=東京のイメージなんだけど、この曲の場合はエアーズロックとかグランドキャニオンが浮かぶ。


ミッキー一時ご退場。そして土方隆行さんが登場。
宮本さん曰く「先生」。ソニーと契約が切れたあとの恩人で、「四月の風」の編曲をされた方ですね。


14.四月の風

1996年4月、FM802ヘビーローテーションに選ばれたのがこの曲で、演奏前にはそのことについて触れていた。
アコギを土方さんが担当。音がめっちゃ綺麗。ほしい。

あと個人的な願望としてはアルバム収録バージョンも好きだけど、死ぬまでにファーストバージョンを聴いてみたい。


15.悲しみの果て

同じく土方さんが編曲で携わった曲。
土方さんはエレキギターに持ち替えており、いつもの2倍尺の間奏部分では土方さんのギターソロを堪能。かっこいい。


16.今宵の月のように

同曲を作っているとき、もともとアコギは自分で弾いていたが、自分のギターだとどうしても激渋になってしまうので、佐久間さんに頼んで「なんとか土方さんに弾いてもらいたい」とお願いしたそう。
どうやらポニーキャニオンに音源化されていない「今宵の月のように 宮本ギターVer.」が眠っているらしく、本人もそれを聞きたいと言っていた。そんなんこっちだって聴きたいです。

録音は、今はなき一口坂スタジオというところでおこなったらしい。どこだ・・・。

というわけで、例によって今回のアコギは土方さんが担当。
音色やコードが若干宮本Ver.と違って、僅かな違いなのにだいぶ雰囲気が変わって聞こえるのが不思議。


第2部

17.RAINBOW

けっこう歌い慣れてきているな、という印象。
2年位前まではこの曲を歌うだけで体力をゴッソリ持っていかれるイメージだったけど、この曲との上手な付き合い方を学んだのか、完成度、というより純度がかなり高かった気がする。

相変わらずの雨だが、会場の盛り上がりは最高潮。


18.かけだす男

新春以来ですね。またやってくれるとは思わなかった。

いや、今日が雨だからか?なんて思ったけど、昨日もやってたから全然そんなことないね、偶然だね。
蔦谷さんがいたら「もいちーどー」というコーラスがあったのかな。


宮本さん、アコギに持ち替える。

19.月の夜

来たぜ!野音と言えば外せないこの曲。月が出ていないとかもうどうでもいいじゃない。

これぞまさに「弾き語り」という感じの、独特なリズム。
そしてようやくEPICの1曲目。あたしゃびっくりだよ。

誰も手を挙げず、声を出さず、宮本さんをひたすらに見つめる客席。息を呑むというのはきっとこういうことを言うのでしょう。
最後の一音が聞こえなくなってから拍手、という慣習が生きているのって、エレカシだけなんじゃないのかな。

 

曲が終わり、よく見えなかったが、アコギが地面に落ちる。そして宮本さん「タオル持ってきて」
立見なので何があったのか分かりません。誰か教えてください。


20.武蔵野

これも野音の定番。外すわけにはいかぬ。
厚生労働省のビルは何箇所か電気がついていて、誰か覗いてるかな?なんて思ったけど誰も窓際にいませんでした。

友達がいるのさの「なんてな」が好きで、武蔵野は「そんなこたねぇか」が好き。
本当にこの場所でこの曲が映えると感じた。

 

「雨にも負けずにも盛り上がっている、なんて奴らなんだ!」
「もともと決まっているんですけど、いいタイミングでやってきましたこの曲が!」

21.俺たちの明日

そういえば2017年の野音でこの曲を生中継したことがあった。
立見席から会場全体を見渡して、そんなことを思い出した。

宮本さんの声がでかくなるにつれて、雨も強くなる。
観客と対峙するのがエレカシのライブだが、今日は雨とも対峙していたように思う。


曲終わりに恒例の「いい顔してるぜ、よく見えないけど」

そしてMC。本日の名言が出ました。

「髪の毛が濡れると二枚目さが増す」

それを受けて誰か(男性)がなにかを言ったんでしょうね、「そこのオヤジも風呂あがったあと自分の顔見てウットリしてるくせに何言ってんだ!」と宮本さん。

「俺もそうだけど」
「小学校のときの口癖が『世界の美男子』ですからね」←これはよく言っている気がする


と、ここでメンバー紹介。

成治さんのハットに赤いリボンがついていることをここで初めて知る。かわいい。

「石くんです。今日はプロボウラーみたいです!」←共感を得てしまったらしく会場爆笑。

ちなみに僕の脳内では「プロボウラー石森」という昔の漫画のような名前が浮かんできて一人でツボにはまる。どうでもいいですね。


22.友達がいるのさ

これが来ないと締まらない。
久しぶりに「今日は寝てしまうんだ」を地声バージョンで聞けたのがとても嬉しい。

「歩かなくてもいいぜ」「斜めに行ってもいいぜ」「止まったっていいぜ」にしみじみしていたら、石くんに向かって「持ち場に戻れ」


曲が終わり、ここで全員ステージ上に大集結。
「独特の、でも思い出深い野音になりました」
「いい曲作るんで、また会いましょう」

23.ズレてる方がいい

エレファントカシマシオールスターズ(長いな)のようなメンバー構成で演奏。
ステージ上に10人いるので、随分と狭く感じる。

蔦谷さんと細海さんがノリノリでツインキーボードを弾いていたのが印象的。
豪華絢爛な内容に会場も沸いて一体感が生まれる。こういうのいいね。


正直20曲目くらいから日も沈み(もともと隠れていたが)強風も相まって寒くて仕方がなかった。
合羽がうまい具合に風除けの防寒具となってくれたものの、皆さん体調にはお気をつけていただきたく思う。

ラストに宮本さん「なんてタフな奴らなんだ!」


アンコール1

24.so many people

舞台袖に捌けた人たちが再度全員集合。10人編成でのソーメニー。
ここまで来るとホーンセクションも欲しくなってくる。

宮本さんはじめ、会場全体がかなりハイテンションだった。

アンコール2

25.ファイティングマン

イントロで会場が沸く。
デビューシングルがこんなに愛されるなんてすげぇよ。

ちなみにこの曲は5人。メンバー+細海さん。


細海さんがここでご退場。最後はメンバー4人に。

26.星の降るような夜に

実はこの曲か「流れ星のような人生」のどちらかをやるのではないかと予想していた。というのも、奇しくも今日が七夕だからである。
まぁ雨なので星も降っていないし、宮本さんも禁煙しているのでタバコはずっと切れているはずだが、この曲で終わるなんてとてもロマンチックじゃないですか。

「ぶらぶら行くとしよう」がエピック時代の声かと思うほどで、当たり前だけどやっぱり本人なんだな、と。


「もう夜か」→「雨が降ってきちまったな」に変更。

 

というわけで以上。
もう疲れたので寝ます。