お金がほしい

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真面目に読むと損をします。心と時間にゆとりのある状態でどうぞ。

凪のあすから 第3話「海のいいつたえ」感想

アニメ初鑑賞。原作コミック未読。
素人がテキトーなことを書いているので、訂正や批判等あったらぜひにコメントお願いします。


前回までに残った謎は以下のとおり。

・御霊火とは
・ガム文字を残した少女2人組の正体
・うろこ様の正体
・1話ラスト付近のまなかの発言「おうたの練習」とは
・あかりのお相手は誰か

御霊火については、第2話の紡くんの質問により概要はつかめたので、今後外しておくことにする。


↓前回の記事↓

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僕の性分として、こういったストーリー展開のある話を視聴するばあい、可能であれば一気見したいのである。続きが気になるというのもそうだが、なにより1週間も空くと前話の記憶がすっ飛んでしまう。
とはいえ、結末まで視聴してから書くのも面白くないし、結末を知った状態では次回の展開予測なんてただの予定調和になる。

そういうわけで、どうにか次話に伸びる手(正確には指)を抑えつつ、無事に3回目を迎えました。
同時期に視聴してくれる仲間がほしいと思うんだけど、その実現のためには今期アニメをリアタイ視聴して記事にするしかないのかな。

こうやって2013年のアニメを1話からあれこれ予想している記事なんて、今日日探してもそうそうないでしょうし。


以下ネタバレあり。

 

名栓自性という四字熟語がある。名前がその人やモノの性質を表しているという意味である。

まなかはなんとなく4人の中心にいる。
光は先陣を切って何かをすることが多く、暗夜の灯のような立ち位置。ラピュタでいうと飛行石。
要は理知的なので、ブレーン的存在。
紡くんは今後おそらく、地上と海村とを繋ぐ役割を果たすことになろう。ちさきは・・・よくわからんが。

 

本編スタート。

 

前回のラストで、あかりが地上の男とデきていたことが露呈してしまった。そのことに関してうろこ様とあかり、父親で鼎談をしている。

それを覗き見する二つの影。光とまなかである。

ま「今うろこ様おならしなかった?」
光「なんで屁の音だけ聞こえんだよ!」

まなかの発言は、屁のような音のするぎょめんそうの遺恨か。


直後、ちさきと要が噂を聞いて駆けつける。
正直要はグレーだと思うのだが、ここで登場したということはやはり、表向き光と対立する気はないらしい。


OP終了後、廃校となった懐かしの波路中学に戻ってきた4人。
彼らとっては作戦部屋というか、秘密基地的な立ち位置なのだろう。

 

あかりの恋人?についてあれこれ語らう4人。

ち「でも優しそうな人だったよ?」
光「ちさき、男の趣味悪いな」
要「それは言えてる」

笑った。即答の要さん、光に同意しているようで同調していないのがとても面白い。光とまなかには知る由もないが。

 

光はまなかと紡くんのこともあり、地上と海の人間の恋愛には拒絶反応を示している。
というより、地上の人間が諸悪の根源であると言わんばかり。純粋に地上の男がいけ好かないだけでは。

 


男性陣の作戦会議の傍ら、なぜか木琴(マリンバ?)のドの音を鳴らし続けるまなか。木原くんだから木琴...てのは考えすぎか。何でもかんでも恋愛に結びつけてしまうのは良くない癖である。
廃校になる前に黒板に一瞬映し出された曲の練習をしていた、とかそんなところだろう。あとはもちろん、心音の役割も果たしているとは思うが。

 

なにかを見つけたまなか。

ま「ちぃちゃん、ウミウシ!」
ち「あぁ、すごい!お腹赤いの!」
ま「お腹の赤いウミウシに、誰にも言えない気持ちを伝えると教えてくれるんだよね、これから先のこと」
ち「うん。口から黒い石を吐いたら、その気持ちは間違っていて、綺麗な石を吐いたら」
ま「その気持ちは宝石みたいに、永遠に輝き続ける」

 

ここでいう「綺麗な石」というのが少々引っかかる。黒い石というのは明確で判別の付きやすい表現だが、綺麗の定義は人それぞれ。夢見がちな乙女心のフィルターによる発言なのか、あえてなのか。
あるいは伝言ゲームよろしく伝承特有の尾ひれがついたパターンか。いずれにしても眉唾ものではある。

紡くんを木原くんと言い直したり、「エッチだと思った?」とちさきに問うたりと、ずいぶん光の発言を気にしているご様子のまなか。

 

光はまなかの複雑な胸中を知り、家に戻る。

光「地上の人間と、海の人間の・・・」

地上の人間と海の人間の恋物語。それは1話でも紹介されたように、はるか昔、海神様とおじょし様が子をなした伝説がある。
そして現在、まなかと紡くん、あかりと漁協の男。
光は、あかりには幸せになってもらいたいと思っている。しかしそれは地上の人間と結ばれるのを是とすることと同義であり、まなかと紡くんの恋模様を否定できなくなる自己矛盾が生じる。

布団をかぶった光は、今後どう行動するのか。

 


翌朝。ガバガバ作戦が失敗になり「卑怯者!」と叫び自転車を盗む光。

2話でも黒板に書かれていたが、地上はオシオオシ(鴛大師)と言うらしい。
海中がシオシシオで地上がオシオオシ。ややこしいな。


車を追いかけた光たちが到着したのは幸か不幸か、奇しくも紡くんの家だった。

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まなかはこれで隠れているつもりなのか。紡くんの家と分かり、様々な感情が入り混じっているのは分かるが。

 

そしてこの直後、光に放ったおじいさんのセリフが気になる。
「この眼、コイツは嵐だ」
この言葉は今後の展開の暗示か、あるいは布石か。


「地上の人間と海の人間がひとつになるのは、並大抵なことじゃない」
光の突撃に混乱する男性。それに比べておじいさんの察しのよさよ。

 

そして紡くんのありがたいご説明。

エナは胎児が包まれている羊膜と似た組織で、地上の人間はこれを破って生まれてくる。だけど、海の人間は肌と一体化した状態で生まれてくる。まるで、魚のうろこみたいに。海の人間が水中で呼吸ができるのは、エナがあるからこそ。海の人間と地上の人間との間に生まれた子供は、エナを持たないんだ。

もうひとつ。乾燥した場所では、エナが水分を吸って溜め込むという特性も明らかになった。

この特性についてはこれまでも別に気にならなかったわけじゃないが、たとえば「どうやって海中で肉じゃがを作るのか」なんてことを考えてもキリがない。創作物の良いところは、都合の悪い設定を「所詮、アニメなので」と一蹴できる点にあると思っている。

ということで不問にしていたが、一応理にかなった説明がされたのは満足。

 

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2話より抜粋。見返してみると、黒板には「少子高齢化」の文字が。人口減少に歯止めをかけるため、海村が追放という重い処罰を設けている理由がうかがえる。

 

目を覚ました光がお礼を言ったとき、おじいさんは海村出身であることが判明。
紡くんは海村に関する知識をおじいさんから聞いたのだろう。そして先刻のひと悶着で「地上の人間と海の人間がひとつになるのは、並大抵なことじゃない」と発したのは、おそらく実体験によるものに違いない。
紡くんがエナを持たない地上の人間であることからも、おじいさんは地上の女性と結婚し、子孫を残したといったところか。

では、どうして紡くんはエナの特性である保水機能を知らなかったのだろう。おじいさんと一緒に暮らしていて、あれほど海村に詳しいのならば知っていても不思議ではない。むしろ知らないほうが不自然である。
人間の肌と同じで、年齢とともに水の吸収力が減退するとか?

 

翌朝。紡くんに一歩近づいた光。昨晩の葛藤を経て、心境に変化が生じた結果である。
あと、はじめてまなかが要と呼んでいるところを見た気がする。

というか、これ。
光→ひーくん
ちさき→ちーちゃん
要→要
・・・おかしくない?普通「かーくん」じゃね。なに苦手なの?

 

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紡くん以外の地上の人間は、このやりとりと奇怪な目で見ている。


教室に着き、ちさきと会話する光。

光「なんかうちの姉ちゃんみてぇ」
ち「ご、ごめん。また大人ぶった・・・よね?」
光「いつも悪いな、心配かけちまって。俺もちょっとは大人になるように、頑張るからさ」
ち「光・・・?」

ちさきが大人ぶっているのではなく、自分が子供であったと自認した光。
しかし「姉みたい」という発言から、光はちさきを1ミリも異性として見ていない様子がうかがえる。かなしいなぁ。


放課後、おじょし様制作のシーン。
ラーメンを生徒におごりたい先生が良い。気持ちがわからんでもないが。

そして紡くん発案の池が完成したらしい。

ここで紡くんの感情がようやくお目見え。友達関係の成立が目に見える演出はとても良い。光の感情も爆発。海と地上の溝が深いぶん感動もひとしお。
なにこのまぶしい青春。友達と水の掛け合いをしたい人生でした。

 


帰路。一人だけサヤマートに向かう光。背後から襲った犯人は、ガム文字の少女。

ちなみに少量のクロロホルムを染み込ませても人体への影響はほとんどないらしい。
名探偵コナンのように一瞬で気絶するのは致死量を染み込ませた場合なので、真実はひとつじゃありませんでしたね。

 

ラストのセリフ。
「あの、協力して。パパと女が別れるの、協力して」

 

光が殴り込みをかけた先日、男性が「あかりと結婚するつもりなのか?」という質問の答えにまごついたのは、そういう理由だったか。
にしても男の年齢が読めない。あかりは20歳くらいだと思っていたのだが、小学生の娘がいるということは同年代ではないだろう。青春群像劇で不倫問題が取り沙汰されることはないと思うが、だとすればバツイチか。

今のところあかりと男性の接点というか繋がりが見えないし、どちらかというとあかりが男性に惚れている描写が多いので、その背後関係については次話以降明らかになることを期待したい。
もしかしたら、あかりの母が早くに亡くなったように、男性の妻も早世したのかもしれない。そういう共通点を抱えている可能性は大いにあり得るだろう。

 

 

次回以降に向けての整理。

明らかに不自然な流れで登場したウミウシだが、今回のサブタイトル「海のいいつたえ」には十分合致しているし、まなかはおそらく持って帰ったので今後再登場する機会が設けられるだろう。
それ以前に、なぜヒトデとかハマグリなどではなくウミウシなのか。そして「お腹の赤いウミウシ」というのが何を暗示しているのか。
まなかのイメージカラーは赤なので(髪の色とか)、彼女自身赤いウミウシと親和性が高い可能性、もしくはウミウシの習性がまなかの役回りを示している、など。
いずれにしても今後物語の転換点、とまではいかなくとも重要な場面で登場することは間違いない。

 

  • 美海という名のガム文字ガールズの一人

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実はこの子今後かなり重要な立ち位置になるんじゃないかと踏んでいまして。というのも、本作品の女性キャラクターは全員名前が平仮名なのに、彼女だけ漢字。しかも地上の人間ながら美海というネームセンス。
次回以降、ひと癖もふた癖もある絡み方をするに違いない。年の割に妙に大人びているのも気になるし。

 

  • 橋脚の謎

一話からしばしば登場してきたが、本話でその登場回数を更新した橋脚。
以前の記事で、海と地上を繋ぐ役割を果たしていないという暗喩ではないかと推測こそすれ、本当のところが気になる。OP映像でも不自然なほど象徴的に描かれているので、その役割の重さは否が応でも気づくはずだ。話を追うごとに完成されていったりなんてするのでしょうか。

 


毎回恒例、残った謎は次の通り。

・ガム文字を残した少女2人組の正体
・うろこ様の正体
・1話ラスト付近のまなかの発言「おうたの練習」とは
・あかりのお相手の正体(あかりとの馴れ初め・妻の存在)

 

今回は第2話までの怒涛の展開の整理という側面が大きかったので、そこまで話は進まなかった。次回はどうなることやら。

 

 

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