お金がほしい

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2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

メランコリックな夏

毎日電車に乗っていると、季節の移ろいを感じる瞬間がいくつかある。

たとえば車内に冷房が効きはじめたことや、最近だと蝉の鳴き声が聞こえたときとか。
夏だなぁ、なんて感じる。


そしてもうひとつ、中学生や高校生の衣替えを見るとやっぱり夏だなぁと思う。
暑いのにブレザー着て可哀想にな、とか6月にあんな厚い生地のスカートを穿かせるか?なんて考えていたのに、今では学生服も爽やかなものである。

そういえば僕にも中学生の時があったし、高校生の頃もあった。
たまにあれは全部幻だったのではないか?なんて思ってしまうこともあるけど、残念ながら僕はかつて中高生だった。

僕も制服を着ていたはずだし、きっと僕の同い年の人たちも何年か前まで学生だった。


懐古するほど昔でもない。
だけど僕の頭で思い描けるのは過去のことだけなので、仕方なく感傷に浸っている。

高校生のときはそういえば、誰か大人に会うたびに「一番楽しい時期だね」と言われた。

そのたび「んなことねぇだろ」と思っていたけど、実はそうだったかもしれない。


きっと毎日が平均幸せ70%くらいで推移していて、だから心のどこかで「こんなもんじゃねぇだろ」って思っていたのだろう。
でも見識を深めて世間を知って、実経験を積んで社会を知って、すると反比例するように心が狭小化していく。

だから60%くらいの幸せを享受するのが精一杯になってしまう。
身に余る幸せは身を滅ぼすってのはどうやら本当のことらしい。


正直こんな面白みのない文章を書いていて、これが幸せだなんて思いたくない。
実は「はやり目」とかいう感染性急性結膜炎に罹患したため今はナーバスなのである。

病院で初診料1500円取られたあげく特効薬がないから最大で2週間かかるのだと。
この病気はインフル同様に法律上で登校・出勤停止措置になるらしいのだが、2週間も連続なんて休めるはずがない。

でも休まなくてはならない。どないすんねん。
この数日間、片目だけ充血した新種のオッドアイラビットみたいになっている。

この目の不快感をどのように表現するのが正解なのか分からなかったが、ネットに「片目だけずっとカッピカピのコンタクトレンズをつけている感じ」と書いてあった。
コンタクトは装着したことがないけれど、でも多分そんな感じ。

できればずっと目を瞑っていたい。


ところが世の中そう都合よくいかないもので、前を見ないと絶対にぶつかってしまうし足元にある危険すら分からない。
片目だけ瞑ってもさほど不快感に変化がないならばと、結局両目を開けたまま生活せざるを得ない。


ところがそんな日常に、実写版銀魂マダオ役が立木文彦さんであるというネットニュースが目に飛び込んできた。
僕はほとんど銀魂を観たことがないのでせいぜい登場人物と名前が一致する程度の知識しかないが、そんな僕ですらクスッと笑ってしまった。


というわけで意外と日常には笑いの種が転がっているもので、塞いでいるときも朗らかなときもどうにだってなるものである。


ここ3回くらいものすごく重たい内容の記事しか書けなかったけど、次回はきっともっと楽しい内容にできると思うのでお楽しみにどうぞ。

 

 

・・・なんていう前フリは、このブログに限っては無効なんだけどね。