お金がほしい

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2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

Twitterの「いまどうしてる?」に阻まれる

意外に思われるかもしれないが、僕のTwitter歴というのは結構長い。
個人的なTwitterのアカウントを開設したのが2010年のことなので、もうかれこれ8年以上の付き合いになる。

ちなみにそれとは別に、このブログのアクセス数を増やそうとしてブログ専用Twitterをはじめた時期もあった。しかし、ひたすらブログへのリンクを貼り続ける宣伝用Twitterというのはbotと同義であると認定されるようで、すると規約違反になるのかタイムラインに表示されなくなるらしい。
ということで投稿しても何の意味もないことが判明したため、もうアカウントを削除しました。(実は2019年にまた復活させています。てへっ)


まぁどうせ数回しかブログのリンク貼ってなかったし、なんか謎の宗教らしきアカウントに即フォローされたあたりからヤバいなぁとは思っていたので削除する丁度いい機会だったのではと思う。

とはいえツイートとリンクを適度に織り交ぜていれば、きちんとタイムラインに表示されるような健全アカウントとして認定されたかもしれない。
すると、ふとした検索からこのブログに流れ込んでくる人も増えて、結果有名ブロガーへの道も拓けたのかもしれない。


けれども僕は、僕にはどうしてもそれが、たったそれだけのことすらもできなかったのである。


なぜかって、理由は簡単だ。
ツイートボタンを押すと出てくる、あの「いまどうしてる?」が、どうしても僕の指の動きを阻止するのだ。

 

http://image.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0911/20/yu_twit.jpg

 

いまどうしてる?・・・だと?
いま何もしてなくて暇だから、やることがないからツイートしようと思ったんじゃないか。

せっかくアカウントだけ作って放置していたツイッターを始動させようとした瞬間にこの仕打ちかよ・・・。

 

などと考えてしまい結局ツイートできない。しかも色々調べてみたところこの表示、どうあがいても消せないらしい。黒歴史蒙古斑と一緒。

めんどくさい人間だということは分かっている。しかしまぁ、早い話が向いていないのでしょう。
この間も数か月ぶりにTLをのぞいてみたら誤っていいねを押してしまい、ROM専ということがバレてしまった。なにがいいねだ、ぜんぜん良くない。

話を戻すが、例えば「ここに文字列を入力」だとか「この欄に入力したい内容を書き込んでね」といったような文があったならば、僕だって何度かつぶやいていたのかもしれない。
なんだったら入力欄には何も表示されていないほうがいい。そういえば昔検索エンジンの検索欄にも「検索したい内容を入力」とか薄い文字で書いてあった時期もあった気がするが、いつしかそれも見なくなった。

ツイートボタンを押すと遷移する画面なのだから、その画面に訪れる誰もがツイートしたいことがあるということなど明白。
そんなところに「いまどうしてる?」などと訊かれるものだから、「いや、別にこれといって目ぼしい何かをしているわけでもないんだけどさ!」などと逆ギレじみた脳内会話が始まってしまい、すると「あれ? どうもしないのにツイートするなんて、果たして意味があるのだろうか...」と沈潜してしまう。その無限ループ。


そもそも、何かをしている最中というのは、ツイートなどできない。ツイートするときというのは、何かのイベントや催しが終了して「はぁ~楽しかった」と帰りの電車や車でするものでしょう。
なんだったら、ツイートをしているときはツイートをしているはずだ。

そうやって自分に嘘をついてまで「海でみんなと遊んでいます」とか「バーベキューin 沖縄」などとツイートしても、「本当は今ツイートしているだけなのになぁ」という後ろめたい気持ちが蓄積してしまうのではないだろうか。
スマホの画面に映るのは自分の黒い顔。それは果たして沖縄の日差しのせいか、あるいはバーベキューの火のせいか。いやいやもともと画面が黒いからでしょう。


けれどももし自分に正直であろうとすると、自分のツイートと返信がすべて「ツイートしています」だけで埋まるというカオスな現象も発生してしまうので、なかなかどうしてツイートというのは難儀なものである。

 

これを、たとえばちょっとだけ変えて「君はいまどうしてるの?」とするとあら不思議。失恋直後の心境を描いたJ-POPの歌詞みたい。
ちなみに「彼はいまどうしているのか」に変えると「あの人は今」感が出てつらい。不思議。もう、どうでもいいですね。

 

これらに鑑みると、芸能人は2日前くらいの出来事をさも今体験しているように発信するのだから、とても強靭な精神を有していることが分かる。
だからやっぱり嘘で塗り固まったクロちゃんって改めてすごいんだなぁと。

名詮自性という俗諺もあるくらいなので、スマホの画面に映るクロちゃんの顔がこれ以上クロくならないよう、祈るばかりである。