お金がほしい

お金がほしい

先に謝っておきます。ごめんなさい。

パンはパンでも(以下略)ってやつ、もうやめませんか?

もうやめません?「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」っていうなぞなぞ。


なんでフライパンは正解なのに短パンとかピーターパンとかショパンとか答えるとブッブーッて言われなくちゃいけないの?
Wordで書いてPDF発行して根拠を書きなさいよ。根拠を。

ってかおい、そのブッブーッって言うときの顔やめろ。マジでムカつくから。

 


あのですね、僕が思うにこのなぞなぞこそが男性の論理的思考力を養う要因になったのではないかと。
女子が嫌いな男子の特徴第1位「理屈で攻める」というね、僕はこの力ってのは「パンはパンでも(以下略)」で培われたのではないかと睨んでいますよ。


だってそうでしょ?
みなさん、「なぞなぞ」って聞いてまず思い浮かべる問題ってなんですか?ちょっと想像してみてくださいよ。

少なくとも2人に1人はこの「パンはパンでも(以下略)」ってやつが頭に浮かんでいると思いませんか?


もうね、知らず知らずのうちにこの「パンはパンでも(以下略)」という恐ろしいなぞなぞが日本全国を支配していた。
いつの間にかなぞなぞ代表という格に座を占めていた。


普段からなぞなぞを極めている人以外なんてさ、この問題かもしくは「上は洪水、下は大火事。これってなーんだ」ってやつくらいしか浮かばない。
それかもうちょっと知能指数が上がったときにスフィンクスのなぞなぞが浮かぶくらいだよ。

他のなぞなぞなんてね、ほとんどが僕は知らない。聞いたことがない。ってかぶっちゃけ興味が無い。

 


マジでさ、この「パンはパンでも(以下略)」って問題、はじめに考えた人誰なのさ。
この問題のおかげで日本中の男子が困っている。泣いていますよ、出題者の無慈悲なる「ブッブーッ」に。

個人的にこれは国家転覆罪にも相当するのではないかと思っている。今からこの問題を考えた人を国際指名手配犯として懸賞金かけてもいいと思う。

 


あのですね、これ問題は別にいいんですよ。このままでね。
ただね、これは答えを「フライパン」に限定したってのが今世紀最大の誤り。


幼稚園児でも少し頭を使えばいくらでも答えなんて捻出することができる。

彼らは発展途上の脳みそをフル回転させて「賞味期限の切れたパン」とか「床に落ちたパン」とか「カビの生えたパン」という回答を提示しているんです。
自身の僅かな知識や経験に基づいて「こういったパンだったら食べられないだろう」という結論をその頭で出すんですよ。


もはや大喜利とか連想ゲームの世界。お年寄りがボケ防止に老人ホームでやるやつだよこりゃもう。


でもさ、せっかくそうして考えた回答は出題者のアホ面丸出しで言うセリフ「ブッブーッ」に無残にも払いのけられる。

世の中クソだな、おい。

 

 

でもこの問題に躓くのって、僕は男子だけだと思うのだ。
僕の経験上、女子が「ルパン」とか「直談判」とか答えているのを見たことがない。

これは女子が単純というよりは、そもそも「なぞなぞ」というものにそれほど神経を費やさないだけだと思う。

ここが男子と女子の根本的な違い。

 

 

例えばそう。

「待って。今言ったことはどういうこと?」
女性はこの問いで相手の真意を訊いているのであって、理屈や前提条件などその問いに対するロジックを訊ねているのではないのだ。


けれども男はそれで納得がいかない。
整合の取れた理論で説明がついてこそ、それがはじめて男にとって意味を見出す代物になる。

 


だから幼少期という吸収の早い時期に「パンはパンでも(以下略)」という難問を提示されてしまえば、以降それが人生の命題として脳みそにインプットされてしまってもおかしくはない。

とはいえ僕も20歳を越え大人になったのでさすがに「どうでもいい問題」と認識を改めることができているものの、この問題は中学生くらいの男子ならば常に頭を悩ませている。


例えばこのように。

「パンはパンでも・・・」とは言うが、パンは英語で「bread」であり、日本で言うところのパンとは別物である。日本語のパンとはキリスト教伝来時にポルトガル語の「pão」が広まったという説が一番有名であり、それは英語のフライパン(frying pan)のパンとはまったくの別種である。

だがここは日本という国なので外来語やその由来には一旦目をつぶるとして、単純に音としての「パン」という言葉に限定して考えを進めていくことにする。

先に述べた「賞味期限切れのパン」や「カビの生えたパン」などは、たしかに食べることは推奨されていない。しかし後先を考慮しないとするならば、食べるという行為自体は可能だろう。たとえ賞味期限が切れていようとも、カビが生えていようとも、咀嚼し嚥下することはできる。

そういうわけでこのなぞなぞにおいて上記の答えは不適切だという説明には合点がいく。

ここで問題の「フライパン」についてだが、フライパンという存在も飲み込むことは可能であろう。だが「食べられない」という言葉がどのような定義で提示されているのか、それが咀嚼という行為に付随した行為を言うのか、単に食道を通り胃に流れる様をいうのか。そこを明確にしない限りこの問題の根本的な解決は見込めないのだが、しかし「なぞなぞ」という遊戯において出題内容の概念というのは出題者に依存するケースが大半であり、そこが問題の正当性や公平性を欠く原因ともなっている。

だが、そもそも食べるという概念において咀嚼が為す意義というのうるせぇ黙ってろ。