お金がほしい

お金がほしい

2020年10月をもって更新をストップします。永らくのご愛読ありがとうございました。

横文字に負けた

ネットブログはソーシャルネットワーキングサービスでシェアすることでシナジー効果を期待するのを前提に、その上でイニシアチブを握ることでグローバルスタンダード基準になった。
そしてブログのベンダーたる僕ら書き手はネットリテラシーに気を回しつつ、且つ読み手にオーソライズしてもらえるような、つまりバイアスがかかった書き方をしつつも読み手にカタルシスに似たエモーショナルなフィーリングをゲインしてもらうためのソリューションを常に模索している。
しかしリアルな世界ではプライオリティの高いヒアリングやその上でのフィードバック、相手側とのコンセンサスやエビデンスさえもこのヴァーチャルな空間ではできず、かといってメソッドのフォーマットがサジェスチョンされているわけでもない。
そのためジャストアイデアへのディペンデンシーをエスケイプすることがイージーでなく、しばしばダブルスタンダードを持ち込んでしまうこともある。
しかしパラダイムシフトを繰り返すユビキタス社会に生きる我々は上述のことを理解したうえでスキームのブラッシュアップを重ねて結果にコミットさせることがマストである。


もうイヤだ。
英語もロクにできない日本人がどうして横文字だけは使いたがるのか意味が分からない。

しかも殆どの横文字は日本語で代用可能であり、もはやその存在意義さえ不明瞭。

そりゃ僕だってそれなりに横文字は使うけどさぁ。限度があるじゃない。
あまりにも酷いときは本当に切実なまでに「日本語でおk」と書きたくなる。


ついこの間近くのショッピングモールへ出向いたのだが、某日本のテニスプレイヤーがCMをやっている大手アパレルメーカーの服なんて「ウルトラライトダウンコンパクトVネックベスト」とか書いてあった。

多分次の戦隊モノの必殺技名はこれで決まり。
悪役の死因はヒーローの技名が長すぎたことによるストレス障害

精神的に攻撃するヒーローってのも斬新で個人的にはイイと思うのだがいかがでしょうか制作会社の皆様。
採用時にはぜひご一報ください。


あとアレね。
「長い名前」といえばピカソもそうだけど、最近はスタバなんてきょうび「呪文」なんて呼ばれている。

巷ではこんなアプリも出回っているそうでモノのためしに使ってみたのだが。

スタバで呪文 - Toshiki Chiba
[iTunes] スタバで呪文 - Toshiki Chiba

商品名:スターバックス ラテ
温度:アイス
サイズ:ショート
シロップ:バニラシロップ追加
ソース:チョコレートソース追加
クリーム:ホイップ追加
ミルク:ノンファットミルク
エスプレッソ:ショット少なめ

こんな感じにしてみた。
すると。

アイスリストレットショートバニラノンファットチョコレートソースアドホイップラテ

挑戦した僕が悪かった。もうこんなことしません。許してください。


いや、違うんだよ。
決してスタバが悪いとかそういうんじゃなくて、これはもう僕のセンスの問題なのかもしれない。

横文字が苦手。ただそれだけ。
外国語の形骸化が進んでいるとかそういうの抜きにしてなんとなく不得手。

でも皆さんも気をつけてほしい。
中途半端な知識で横文字を使うとヒドい目を見るかもしれない。

オールマイティは「全て私のお茶」という意味ではないし、靴磨き専用の「シュークリーム」は食べることができない。

ちなみにスキンヘッドはアメリカでは「ギャングみたいな危ない人」という意味になるので注意。
まぁさすがに日本でも「皮頭」と解釈する人はいないとは思うが。